竹串を飲み込んでしまったときは青ざめました

私の家には「ヤスベエ」という体重30kg程のオスのゴールデンレトリバー、当時6歳がいました。子どもも独立し、妻と二人暮らしでそのゴールデンを子供の様に可愛がっていました。
ある時、病気ではありませんがこんな事故がありました。近所の肉屋で焼き鳥を10本ほど買ってきて、その焼き鳥を肴に晩酌をしていた時の話です。焼き鳥の臭いは人間でも食欲をそそるものです。当然、ヤスベエの鼻も十分刺激しました。普段、私はあまりヤスベエには餌以外の食べ物を与えていませんでした。でもその時は私自身お腹も空いていたし、フンフンフンと鼻を鳴らしながら焼き鳥の臭いを物欲しげに嗅ぎまわるヤスベエに、「ちょっとだけならいいか」と、自分の口で串から鳥肉をこそぎ、その肉を手に取ってヤスベエに分け与えました。ヤスベエは尻尾をヒュンヒュンと振って、一口噛んだと思うとそれを丸呑みにしました。そして当然「もっと」という顔をしておねだりします。
私はあまりにも軽率でした。「もっと食べたいのか?」と言いながら、まだ2個ほど肉が付いていた串をヤスベエの前に差し出しました。ヤスベエが焼き鳥を咥えたら、その串だけを引き抜くつもりでした。ヤスベエはバクっとその串を咥えると、あっという間もなくそのまま串ごと焼き鳥を飲み込んでしまったのです。慌てて私はヤスベエの口を押えました。そして、無理矢理、口を開けましたが焼き鳥の肉は串ごと無くなっていました。私は、竹串が消化器官に刺さるのではと青ざめました。でも当のヤスベエは平気な様子で、「もっとないの?」と尻尾を振っています。そのまま消化してしまうのかな・・・。そう思って少しだけ様子を見ることにしました。その後はいつも通り、ではなく多少元気はありませんでしたが、痛がる様子もなくそのまま一晩を明かしました。ここでも私の誤算です。ゴールデンレトリバーはとても我慢強い犬なんです。すごく痛かったんだと思います。じっと我慢していました。
次の日、心配だった私は会社を休んで朝一番で動物病院へ行きました。ヤスベエはちゃんと一人で歩いて病院に入りました。先生に昨晩の出来事を話すと、早速レントゲンを撮ることになりました。先生からレントゲンを見せてもらうと、ヤスベエの胃袋にはしっかり竹串が写っています。先生曰く「竹は消化しないんですよね。ここは手術しましょう」・・・。結局、ヤスベエはそのまま手術を受けて入院となりました。麻酔から覚めて私を見たヤスベエは、「こんなことになってすいません」とばかりの目で私を見上げていました。私の勢なのに・・・。それからヤスベエは順調に回復し、3日後には退院できました。飼い主の不注意で飼い犬はとんだ目にあったわけです。それ以来、考え無しに犬と接することはしないように心掛けています。

フィラリアにすでにかかっていた犬

フィラリア症(犬心臓糸状虫)にかかってしまいました。正確には、かかってしまった状態の犬を飼いはじめました。
我が家に来た時に、すぐに獣医の先生のもとに連れて行って血液検査をしたのですが、すでに血液検査でフィラリアにかかってしまっていることが判明しました。成犬から飼いはじめたため、どうしようもありませんでした。幸い、長い間さまざまな症状の発症は見られず、元気に過ごしていました。
かかってしまっているので、その後は対処療法を続けていくしかない状態です。
ずっと症状も発症せず、元気に過ごして老後を迎えています。
老犬になるにつれ、特に散歩の後などに、苦しそうにゼーゼーと息をしていたり、咳をしています。
わりと長生きをしてくれているので、今のところは、たまに咳をするのと、時々苦しそうな息使いだけの症状でおさまっていて、落ち着いて老後を迎えられているように見えます。
まだ幼いうちに出会えていれば、犬にとって恐ろしいフィラリア症の予防の手立てはあったのではないかとも考えますが、我が家に来て、病気を発症したにもかかわらず、長生きしてくれているので、対処療法が効いてくれているのかと、少しホッとする時もあります。
犬を飼っている、少しでも多くの人が、犬にとってフィラリア症がどんなに恐ろしい病気か、そして、その病気は小さいころからの予防が大切かを知ってほしいです。
正しい知識が広まり、フィラリアで苦しむ犬が、少しでも減ってくれたらいいなと思います。

愛犬の健康は3つの視点から

私は今まで何頭も犬を飼ってきた経験から犬の病気の原因を大きく3種に分けて考えることにしています。それは体の不調と心の不調、そして老衰です。勿論現実はいつも単純ではなく、複数要因が絡み合っているのですが、思い込みによる失敗は嫌なので、いつもこの三つの方向から考えることを大切にしています。

(体の不調)
基本的に犬は清潔な環境と予防接種、毎日の散歩さえ足りていれば、それほど細かい心配は要らない動物です。但し、犬の多くが我慢強いため大げさに訴える事はあまりなく、飼い犬の不調に気づかない飼い主が意外に多いものです。例えば、ブラッシングの時耳の中を見たり、おなかをさすってやる習慣をつけていると、不調の早期発見に大いに役に立ちます。
(心の不調)
犬は群れで生活してきた動物ですから、孤独に耐えることができません。飼い主に無視されると犬は居場所を失い心の病気になってしまうことを肝に銘じてから犬を飼ってください。
(老衰)
犬は人間の4倍のスピードで歳をとりますから、飼い犬の体力は思ったより早く衰えていきます。ですが、殆どの犬は全く動けなくなっても、飼い主と散歩だけは欠かしたくありません。老衰による衰えは避けられませんが、抱いたり、補助器具を作ったりとにかく工夫して一日でも長く散歩だけは続けてあげてください。

犬は数ある動物の中で唯一人間を心から信用してくれる動物です。そしてこの性格は長い間の人間と犬の間で育まれてきた貴重な歴史産物です。大切なことはとにかく病気にかからないように心掛けること、早期発見すること、犬の整理を理解して対処することだと思っています。

寒さで風邪になっちゃった愛犬

数年前の年末です。愛犬のトイプードルの話しです。
新しい年を迎える前にさっぱりと可愛くトリミングしてもらったのですが、寒さの事を全く考えてあげていませんでした。
冬にはゲージの周りをフリースの布で囲んで、寝床に毛布も敷き、その下には電気あんかを置いてあげています。
しかし、愛犬はそれを嫌がっていました。
翌日仕事から戻ると、下痢とげろまみれになってゲージの中で震小刻みにえていました。
水もすべて飲み干されていました。
すぐに体をふき、ゲージの掃除をして動物病院へ駆け込みました。
診察の結果は「風邪」でした。
上から下から何度も何度もはいて下痢して、とってもかわいそうな状況でした。
下痢止めの注射を打ってもらい、薬をもらい、食事は数日与えなくても良いとのこと。
家に帰って暖房をつけてやると、石油ファンヒーターの前でずっと体を自分から温めに行ってました。
寒かったんだなぁと本当にかわいそうで涙が出ました。
翌々日には家を留守にして、旅行に行く予定でしたが、不安でしたので実家の母に様子を見に来てもらいました。
その後はめきめきと元気を取り戻して、食欲も出てきて一安心でした。
5年ほど前の出来事です。その時は私に子供もいなかったのですぐに対応できましたが、今はまだ小さい子供がいるので
すぐに病院へ連れて行ってやれるのか不安です。
出来るだけ寒い時には短くトリミングしてもらうのはやめています。
家でシャンプーする時も十分に乾かしてやります。